今回は予想記事では無く、競馬で回収率100%越えを目指すうえで予想と同じぐらい重要だと思っている券種の選択、購入点数について考えていきます。
ネット上にいろいろな年数で計算された中央値の記事があったので参考にさせて頂き、考察していきます。
※中央値とは配当の合計をレース数で割って平均を出すのではなく、実際にあった配当を最高配当と最低配当の両方から数えて真ん中に値する金額です。
平均配当で検証すると、物凄い大穴配当があった年の数字が大幅に上昇してしまうので、今回は中央値での検証としました。
JRA重賞おおよその中央値
単勝 490円~610円
複勝 210円~240円
ワイド 850円~1,160円
枠連 1,275円~1,400円
馬連 1,910円~2,870円
馬単 3,650円~4,945円
三連複 5,400円~8,860円
三連単 30,510円~55,820円
様々な年数で集計しているので上記のような幅となっています。
券種検討
年間回収率100%越えを目指すうえで、どの券種で何点購入がベストかを検討していきます。中央値の幅が広いので安い方の値に寄せて考えていきます。
券種の違い、本命党、穴党の違い等はありますが、一般的に競馬の的中率は15%前後と言われており、20%~25%的中が優秀な部類と言われています(根拠不明)。
基本的な考え方としては目標とする的中率を定め、それを達成した際に中央値の金額で損をしないラインの買い目に絞っていく事が大事だと思います。
例 三連複で目標的中率10%なら、1レース毎の買い目は5~6点。
1レースあたりの購入金額に上限を決め、それを守る事も必須です!
単勝・複勝
単勝目標的中率20%。複勝目標的中率45%。
どちらの券種も基本は本命馬1頭を選択しての1点勝負になるでしょう。これを2頭、3頭と選択していくと年間通して勝てる確率はどんどん少なくなっていきます。その分、的中率の向上が求められるので。
単勝1点、複勝1点の他にも、単2複8、単3複7といった組み合わせで、複勝だけが的中した時に損しない割合での買い方もおすすめです。
年間で考えればプラスで終わる確率が最も高い券種だと思いますが、大勝ちということはあまり無いので、1点に大きな金額をかけられる資金力があれば一番良い券種だと思います。
他の券種との組み合わせも優秀な馬券。
枠連
枠連目標的中率25%。
予想の制度が高く、25%前後の的中率で考えると3点購入が年間通して勝ち負けのボーダーライン。
もちろん枠連なら50%近く的中するという自信があれば6点~7点購入がボーダーとなりますが、あまり現実的ではないと思います。
本命候補、相手候補の数頭が同枠に収まり3点ぐらいで勝負できる時の選択肢としては全然あり。
馬連・馬単
馬連目標的中率20%~25%。馬単目標的中率20%~25%。
まず中央値から判断するに、買い目の全通りを馬単で表裏と買うより馬連を×2で買った方が年間効率は良さそうです。1着に自信があり1着からの流し。一部を表裏で、何頭かを片方にするという買い方。もしくは表裏の高めが来る方に期待という方は馬単。それ以外の方はこの2種類では馬連の方が良いと思います。
買い目点数としては、理想は馬連4点、馬単8点。多くて馬連5点、馬単10点でしょう。穴党の方で馬連6点、馬単12点がぎりぎりのラインだと思います。
軸馬の人気と目標的中率のバランスで買い目点数を考えると良いでしょう。
ワイド
ワイド目標的中率35%。
この券種で一番旨味のある的中は3種類全てが当たる事です。なので基本的には流しよりボックス買いが良く、理想点数は3頭ボックスの3点。多くて4頭ボックスの6点でしょう。
ただ単複のように馬連、馬単、三連系の馬券と相性が良く、組み合わせたうえでワイドの方に金額の比重を置き、ワイドのみの的中で損しないように割り振れば流しでの購入も勝負になるでしょう。
三連複・三連単
三連複目標的中率15%~20%。三連単目標的中率10%~15%。
まず中央値を見るに三連単の値が三連複のおおよそ6倍なので、購入点数もそれに合わせた方が良いでしょう。三連系の馬券は流し、ボックスの他にもフォーメーション、マルチと買い方は人によって様々ですが、購入点数のボーダーラインは三連複10点、三連単60点ぐらいまででしょう。
実際に目標の的中率を達成するのは難しいので、購入点数をなるべく絞りたい。理想は三連複で5~6点、三連単で24点~30点程度だろう。
上記の点数で個人的におすすめなのは、
三連複10点=本命1頭軸→相手5頭。三連複6点=本命1頭軸→相手4頭。三連複5点=2頭軸→相手5頭。
三連単60点=本命1頭軸マルチ→相手5頭。三連単30点=◎→〇▲★→〇▲★△△+〇▲★→◎→〇▲★△△+〇▲★→〇▲★→◎。三連単24点=◎〇▲→◎〇▲→◎〇▲△△△。
まとめ
ここまでの内容の大枠を簡潔にまとめます。
①1レースあたりの最大購入金額を決定する。
②自分の予想傾向、好みにあった券種、組み合わせを考える。
③購入する券種毎に達成できる見込みがある目標的中率を設定する。
④最大購入金額で目標的中率達成までに要するレース数を計算。
⑤目標達成の際に的中金額が中央値で損をしないような資金配分、購入点数を決定する。
各馬券の目標的中率に対して理想の購入点数を話してきましたが、あとは各個人が自分の予想傾向に合う券種を選択する事が大事だと思います。
私の予想は1番人気を本命にしていない事もあり、本命馬の1着確率は低く馬券圏内では3着が一番高い確率です。なので単勝、馬単とは相性があまり良くなさそうだと感じています。
ブログで予想を公開していると自分の印を振り返りやすいので、この記事を基に毎年1年間を振り返り、翌年の買い方を決めていこうと思っています!
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